Curriculum Curriculum

CURRICULUM

カリキュラム

国際プログラム All English

日本で初めて、英語で行う日本料理授業。
世界には日本料理店が、なんと15.9万店ある。2013年から見ると2.3倍増えているという統計が出ています。酒の輸出高は2020年241億円が2020年では461億円という64%の伸びを示しており、海外での日本食に対する評価が高まってきています。また不思議なことに、海外の店舗の日本人オーナーは約10%。日本レストランは海外の人たちの手に任されているのです。しかし、日本料理を英語で教えている日本料理学校は無く、現実どのようにして、日本料理は伝達されているのでしょうか。そこで、日本料理の家庭料理を学びたい人、プロの料理を学びたい人、海外で日本料理店を開きたい人などに全て英語での授業を、日本料理にふさわしい格のある100年前の日本家屋でその雰囲気を味わいながら、日本食文化を学びながら、日本料理の基礎から応用までハンド・オン形式で指導します。世界の皆様をお待ちしています。

受講料
1module 10単位/US$2,000
3module 30単位修了/US$6,000
寿司特別講座/US$ 2,300

認定試験合格/
国際日本料理人認定書(基礎) 授与

オプション 魚市場、卸市場、飲食店などへの研修 日本料理開業支援、ビジネスコンサルなどの相談を受けることができる

泉佐野分校

国定有形文化財に指定されている泉佐野市の新井邸は築100年。大大阪という大阪が最も豊かだった時代に2500坪に建てられた贅を尽くした建物は当時のままの佇まいを残し、日本庭園が四季の美しさを彩ります。新井邸が所有する調度品、食器などを多用に使って、日本料理とその食文化を立体的にわかりやすく教授いたします。世界の方々にこの美しい日本の伝統の暮らしと食、と文化を体験し、学び、そして美味しいクッキングレッスンもお楽しみください。

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泉佐野市有形文化財 新井邸

石橋本校

日本フードスタディーズカレッジ理事長 田中愛子先生の自宅教室。先生が丹精込めているキッチンガーデンには野菜、ハーブ、や季節の花々が咲き、日本の暮らしのエッセンスが息づいています。日々の暮らしにある漬物などの保存食、発酵食、季節の野菜をたっぷり使った体にやさしい伝統の日本の家庭料理を基礎からハンドオンで教えます。また、先生の食器のコレクションや季節の設えもお楽しみください。

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Aiko’s Japanese Home Cooking in English

田中愛子の著書「Food Studies of Japan」が教科書です。日本の食の歴史、調味料、発酵、季節の食材や日本の食器が語る季節のコーディネートなど講義が90分。そしてわかりやすく日本の家庭料理の基本テクニックを学びながら料理実習。五感(見る、匂う、キッチンのいろいろな音、野菜などの手触り、そして味わう楽しさ) をフルに活かしたhand-onタイプの授業は大人気のコースです。

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田中 愛子
〈食文化・料理学〉

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Aramathea Oike

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Laurence Anzai
(フランス語)

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Maho Tsuji

日本料理とは何でしょう

講義 実習

1日本の食の特徴(米と出汁)

米を炊くこと、出汁を出すこと。まずはこの2 つの基本を習得しましょう。

出汁の出し方、ご飯の炊き方、玉子焼き、おにぎり、焼き魚、味噌汁、お漬物、唐揚げ

2寿司の歴史と食べ方

寿司は遠く東南アジアから伝り日本で独自の発展をして、日本の寿司文化になったのです。その歴史を辿ります。

すし飯の作り方、手巻き寿司のいろいろ、野菜の白和え、赤出汁

3日本の発酵と味噌

体に良いと言われている発酵とはどんなメカニズムを持っているのでしょうか。発酵の素晴らしさを学びます。

味噌作り、野菜の天ぷら、野菜のかき揚げ、すまし汁、季節のお漬物
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Recreation Course

講義 実習

1お弁当

お弁当とおかずの考え方 一汁三菜とは何か
弁当箱にはいろいろな形があり、そこに美しく盛り付けることが大切です。日本の季節のさまざまな形の器と盛り付けを学びましょう。

かわりご飯と6種類のおかず 
あえもの3 種類など

2精進料理とベジタリアン

精進料理の思想とベジタリアンの思想 季節の野菜を学ぶ 精進料理とはtemple hood です。歴史とその背景について学びましょう。

野菜のサラダ風、胡麻豆腐、季節の野菜と高野豆腐の炊き合わせ、酢の物

3日本の西洋料理

日本の西洋料理はいつ始まったのか 日本のフュージョン料理とは
日本は1876 年まで閉ざされた国でした。明治維新以降、
西洋的な食べ方を取り入れ生まれたフュージョン料理を学びます。

オムライス、カレーライス、お好み焼きなど
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“Yuki Shoji” Japanese Professional Culinary Program
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湯木 尚ニ
日本フードスタディーズカレッジ 日本料理教授

日本料理に革命をもたらした湯木貞一さんの直系の孫にあたる、「日本料理 湯木」の店主 湯木尚ニシェフ。祖父湯木貞一さんから受け継がれた「日本料理の哲学」を大切に守り、今もその哲学を毎日の「日本料理 湯木」の献立に息づき、人気の店となっている。吉兆伝統の料理法、表現力、食材の見分け方や扱い方、そして、祖父が大きく貢献した総合芸術としての日本料理の表現を、日本料理を学びたい世界の人たちにhand-onで丁寧に指導したいと思っています。

「吉兆 湯木貞一の革命」

日本料理の完成は江戸時代(1600~1867) である。
大阪に起こった元禄文化(1688~1704)は大阪は自由経済都市であり、北前船が運行し、日本中の物産の集散地になる。大商人が生まれ、料亭という新しい形の飲食ビジネスが生まれ、そこにまつわる歌舞音曲文化の花が開く。料理の調味料や酒の種はまだ未完成であったので、現在と比べると質素だといえる。明治維新(1876) が起こり、時代は混沌とするが、大阪は空前の経済力を持つ。東洋のマンチェスターと呼ばれ、鉄鋼、海運、繊維、薬品など活況を呈し大大阪時代(1900~1930) を迎える。
湯木 貞一は、日本料理の名料亭「吉兆」の創業者。日本文化に対する高い見識を料理に取り入れ、日本料理界の地位向上に貢献し、料理業者として史上初めて文化功労者となった。1901年に生まれ、29歳にして店を持つ。世界第6位の人口を誇る大阪には、近代の富豪が生まれ、心斎橋、道頓堀など繁華街が賑わい、外食が盛んになる。36歳から茶の湯を熱心に学び、茶懐石のもつ文化や美意識を盛り込んだ総合芸術的な佇まいの日本料理店を創成した。食器の開発、レシピの開発、インテリア部屋の設えをひとつの湯木貞一の哲学を貫いた現代の日本料理の基本の誕生である。その流れが全国に広まって、今私たちが日本料理を楽しめるのは湯木貞一の業績であろう。湯木貞一の孫にあたるシェフ湯木尚ニ「日本料理 湯木」店主が、この度、湯木貞一の料理の哲学を受け継ぐ料理法、技術、文化を日本料理を学びたい世界の人たちに、ハンド・オンで丁寧に指導します。
雪、月、花、という言葉が日本にはあります、冬の雪、秋の月、春の花という風に、季節を大切に、季節の恵みへの感謝と季節を神とともに祝う食の行事にその意味があります。授業内容を大きくは3部分に分けます。

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湯木 尚二

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河上 和成

Module Ⅰ 冬の雪

講義 実習
1 吉兆の哲学を学ぶ 吉兆の味を楽しむ 日本料理を味わう
2 日本料理の食の歴史 日本料理の道具を学ぶ 日本の包丁、使い方、切り方
3 日本料理の食の大切なこと 日本の調味料を学ぶ 味噌、醤油、味醂など
4 出汁について いろいろな出汁の取り方 味噌汁、すまし汁を作る
5 米について いろいろなご飯の炊き方 季節のご飯、混ぜご飯を作る
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Module Ⅱ 秋の月

講義 実習
1 季節の魚の種類と扱い方 刺身の技術、焼き魚の技術、魚の料理のいろいろを学ぶ
2 季節の野菜を学ぶ 季節の野菜の天ぷら 野菜の和え物、酢の物など
3 季節の器を学ぶ 器の種類、形と使い方 季節の料理を盛る 盛り付けを学ぶ
4 日本料理の献立とコーディネート 料理店のスタイルの違いによる献立作り
5 松花堂弁当の世界を学ぶ 松花堂に詰める数々の料理を学ぶ 小さく作る料理と器
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Module Ⅲ 春の花

講義 実習
1 郷土料理、地方の食材を学ぶ 蕎麦の手打ちを学ぶ、山菜料理と地方料理
2 発酵食を生かす献立 酒、酒粕、味噌、糠漬け 魚の保存食など
3 日本のおもてなしを学ぶ
4・5 献立を作り、器を選び、料理をする

Module Ⅳ 寿司特別講座

世界で最も愛されている日本料理はSUSHI。今は、各国の食文化と融合して、バリエーションゆたかに展開していますが、このコースは寿司の基本の調理学を学べるコースです。あなたもSUSHI Chefになれますよ。

講義 実習
1 寿司の歴史 寿司飯の作り方
2 魚の見分け方 魚の調理 押し寿司、手まり寿司など
3 寿司のいろいろ 寿司に必要な煮物、玉子焼きなど 巻き寿司、手巻き寿司など
4 握り寿司とは何か 握り寿司の握り方
5 寿司ビジネス講座 寿司の盛り付け方と器
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Mitsuda ’s Sustainable Japanese Kitchen

100年先の日本料理を考える
江戸時代に確立した日本料理が、経済発展と共に華やかに進化。今、環境異変、嗜好の変化、食材の多様化の中にあって持続可能な日本料理を開発して行きたい。100年後にスタンダードになっている革新的な日本料理をとよなか桜会店主 満田健児が紹介します。

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和歌山 湯浅分校
Shinko ’s Studies of Fermentation in YUASA

湯浅醤油:発酵スタディーズ/醤油の発祥の地和歌山湯浅町で3代にわたり、醤油製造業を営む新子敏朗さんに、発酵の歴史、製造のサイエンス、麹の発酵のメカニズムを学ぶコース。

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